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冬を旨とすべし [あれこれ]

「エコハウスのウソ」を読みました。東京大学准教授で建築環境の研究者である著者が「エコハウス」をめぐる様々なテーマを検証し、エコハウスとは結局何なのか、問いかけている本です。


2013年(H25)に省エネ基準の大改正が行われ、2020年までにすべての住宅に義務化されることとなりました。満たしていないと確認申請が下りなくなります。とはいうものの、その基準の内容は欧米に比べて厳しくないようです。なので、省エネ基準を満たしているから安心という訳ではないよ、もっと先をみようよ、という提起がされています。


実際、家では何にエネルギーを使っているのか調べたデータが載せられていて、給湯と照明・家電、暖房、調理、冷房の順でした。湯をたっぷり使い、明るい照明と家電製品を好む生活スタイルが反映されたものであり、暖房については、必要に応じて必要な場所を暖める「部分間欠暖房」が一般的なのでそれほど多くなかったと分析しています。


さて、ちょっと壮大な話になるのですが、人類はもともと暑さに強い「アフリカ仕様」で、人間のエネルギー代謝量を調べると、立っているだけで60w電球2個分、早歩きで5個分ほどあり、この代謝熱を放射したり発汗しないと人間はオーバーヒートしてしまう、とか。


寒さに弱い人類が快適に暮らす家、それは「冬を旨とすべし」。読んですぐの感想は、高断熱・高気密、冷暖房はエアコン、そして「窓」が重要、かな。。


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