佐久の龍岡城五稜郭 [ときどき遠出]
長野県佐久市にある龍岡城五稜郭。近くに行く機会があり、帰りに寄ってみました。
きれいな星型。航空写真だとよく分かります。五稜郭は函館と佐久にしかない珍しい城郭だそうです。
頂いたパンフレットによると、龍岡城五稜郭を築いたのはこの地の藩主だった松平乗膜(のりかた)。幕末の1864年に石垣とお堀から着工し、続いて建物を建てている途中、明治維新で廃藩となり、1873年に建築は中止。未完成だった建物は取壊され、敷地も民間に払い下げとなりました。
お堀や土手は芝生で覆われ、桜やポプラが植えられています。
橋を渡って大手門から中に入ると・・・
城郭のなかは、意外にも小学校でした。
明治になってから、彼は大給恒と改名し、1877年に「博愛社」を設立しました。この「博愛社」、現在の日本赤十字社の前身だそうで、お墓は渋谷区広尾にあるとのこと。思いがけずに渋谷ゆかりの人の人生を知ることとなりました。
千葉駅にて2019 [ときどき遠出]
お仕事で千葉へ。前回が2017年でしたので2年ぶりです。
ずっと工事中だった駅ビル「ペリエ千葉」が2018年6月にグランドオープンしていました。JR東日本グループ会社が千葉県内で運営している駅ビルを「ペリエ」というのですね。フロアガイドをざっと見てみるとショップは若者向きかな。。食料品の「地産地消」スペースに地元らしさがありました。1階に「ジャン・フランソワ」を見つけたときは嬉しかった!渋谷のマークシティにもある美味しいパン屋さんでオススメです。
千葉駅周辺では東口、西口、旧パルコ跡地等いくつかの再開発事業が計画中or進行中です。
東口駅前広場に面する「千葉駅東口地区第一種市街地再開発事業」は既に基礎工事が始まっていました。現地のお知らせ看板によると、敷地面積は約3,300㎡、計画建物は延床面積約24,936㎡、高さ約51m、地上10階/地下1階で、用途は事務所・物販・飲食・診療所。お知らせ看板では塔屋を含んで10階なのかな。
新しい建物では、1階部分に「グランドモール」という通り抜け空間を造って、歩行者の動線を確保する計画です。風水上も良さそうです。完成予想図はコチラ↓。2022年に竣工予定です。
八ヶ岳 海の口自然郷にて [ときどき遠出]
八ヶ岳は南北30㎞にわたり火山が連なるダイナミックな山の塊。東山麓に野辺山・清里、西山麓に蓼科・富士見、南山麓に原村などがあります。高原に湖や別荘地が点在しています。
今回、お仕事がらみで訪れた「海の口自然郷」は、八ヶ岳の東山麓、野辺山高原を上ったところにあり、標高は、1,400m~1,800m。軽井沢が1,000m弱、北軽井沢が1,200m前後ですから、かなり高い所に位置しています。元々は牧場だったところを、約50年前に開発されました。年間通して湿気は少なく、冬期は氷点下20度くらいまで冷え込みますが、最近は基礎工事の仕様により水抜き不要の建物が可能になってきました。
別荘地内にあるのは別荘、ホテル(高原ロッジ)、音楽堂、高原ヒュッテ、管理事務所のみです。ドラマ「高原へいらっしゃい」の舞台となった八ヶ岳高原ヒュッテの耐震工事が終了したばかりでした。音楽堂では時々クラシックコンサートが開催されています。
別荘地内の主要道路は美しく整備されていました。各区画が広く、カラマツやシラカバの木立の中に見え隠れする建物の色彩は極めて抑え目。本当に静かな山の中ですが、新聞、郵便、宅急便も届くとのこと。ドクターヘリ発着場もありました。
一番近いお店は車で15分。ふもとの街で食材を買い込み、まさに自然のなかで山籠もりのスローライフ。既に1,300棟建てられ、定住している方もいるとのことでした。
軽井沢六本辻にて [ときどき遠出]
旧軽井沢・六本辻は、信号のないロータリー交差点なのですが、2012年よりラウンドアバウトが始まっています。ここでは、「入る前に一時停止」し、「出る前にウインカーを出し、出る」のがルールで、入る車より出る車が優先されます。
欧州のロータリーでは、入る車が優先で、結構なスピードでどんどん車が入って来ます。モタモタしていると、出るに出れずにグルグル回ることになります。(経験者です。。)
ラウンドアバウトは全国で50か所ほど造られているのですが、六本辻はかなり早い時期から試験的に導入されました。もともと外国人が多い場所柄もあるのでしょうが、住民アンケート調査では「良かった」「安全性が向上した」という肯定的な意見が過半数を占めたこともあり、本格的な運用となったようです。
近くを散策中、外人墓地を見つけました。
千葉駅にて [ときどき遠出]
お仕事で千葉へ。千葉駅も数年前から大々的な建替え工事中です。ずいぶん出来てきました。駅の構内に「千葉駅の変遷」があったので、総武線快速を待つ間、眺めていました。
1894年(明治27年)に鉄道が開通し、初代駅舎が完成。その頃の千葉駅は、現在の場所より東側にあったようです。この駅舎は1923年(大正12年)に関東大震災で全壊しました。
二代目駅舎↓は1927年(昭和2年)に再建。人々の服装から季節は夏のようです。
三代目駅舎↓は1963年(昭和38年)に現在の場所に移転して完成。バスがレトロです。
こうしてみると、初めて千葉駅が出来てから約120年あまり、初代30年、二代目40年、三代目50年、と駅舎の歴史を刻んできたのですね。それは木造、鉄骨造、RC造、の建築の歴史でもありますね。
四代目駅舎の完成予想図はコチラ↓。2018年(平成30年)にグランドオープンの予定です。