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イエローゾーンとレッドゾーン [街・不動産]

このたびの九州豪雨で被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

地域の土砂災害警戒区域(イエローゾーン)と土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)を改めて確認しました。渋谷区ではイエローゾーン11箇所、レッドゾーン9箇所、指定されています。

イエローゾーンは「土砂災害が発生した場合に住民の生命または身体に危害が生ずるおそれのある区域」、レッドゾーンは「建築物に損壊が生じ住民の生命または身体に著しい危害が生ずる恐れがある区域」、とされています。私はイエローゾーンとレッドゾーンは別々の区域と思っていましたが、イエローゾーンの中にレッドゾーンが指定されていますので、イエローゾーンのなかで、建築物が災害に耐えうるかどうか、特に危険性が高い区域をピンポイントで(もしくは帯状に)レッドゾーンとして指定されているのが現状です。

イエローゾーンでは、土地の売買にあたり宅地建物取引主任士は重要事項説明書に記載しなくてはいけませんし、レッドゾーンでは開発行為が許可制、建築物の構造規制(基礎や外壁をRC造にする等)がかけられます。

指定までの流れは、まず机上調査で土砂災害の恐れのある箇所を抽出し、現地調査で区域の範囲を設定、土地所有者等への説明会を経て、都道府県知事が指定、です。渋谷区では、2018年に基礎調査が終了し、2019年9月に指定されました。最近のことです。



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