ナツイチⅡ [あれこれ]
「イギリスの住まいとガーデン」を読みました。一級建築士、インテリア・プランナーである著者の方がイギリスのマンチェスターに建築留学したときの経験から書かれた本です。副題が「暮らしを楽しむエッセンス」となっていて、「リビングを家族本位のものに」と、「ガーデンを取り入れよう」を提案されていました。
この本で中心になっているのは「テラスハウス」です。街区単位で計画的・投機的に集中して建てられたテラスハウスは、イギリスの住宅全体の3割(セミも含めると6割)を占めているといわれています。一戸の敷地は細長く、いわゆる「奥行長大」で、建物の裏に必ずあるのが「バックヤード」。
間取りはほぼ決まっているようで、「バックヤード」に向けて「キッチン」と「リビング」を配するのが特徴かな。シンクの前に窓、は鉄則のようです。キッチンの窓からお気に入りの植栽が見えるようにしていました。また、リビングからバックヤードに出られるようにして、リビングとガーデンが一体的になるようにしていました。
両隣とは壁で接しているので、広い壁をどう飾るか、住む人たちのエネルギーは必然的にインテリアへ向かいますよね。イギリスでインテリアが盛んなのはそういうことなのですね。
イギリスつながりの今年のナツイチでした。