平成最後のナツイチ [あれこれ]
梅雨が無く、あっという間に猛暑となった今年の夏。
今年の夏、気持ちはなぜか数学に向いていました。
で、渋谷丸善で「フェルマーの最終定理が解けるまで」を買って読んでみました。正直、中身はさっぱり分からなかった(笑)
この本は、フランスの弁護士フェルマーが残したメモ書きの定理が証明されるまでを書いたノンフィクションです。彼が余暇に読んでいた数学本の余白に書かれたその定理はとてもシンプルな内容に思えたのですが、長い間誰も証明が出来ない難問で、とうとう350年後にイギリスの数学者ワイルズによって解決されました。シンプルなのに難問とは、究極。
分からないなりに読み終わって、私の心に残るのは、日本人数学者の存在、谷山豊氏と志村五郎氏です。二人がたてた「谷山-志村予想」が無かったらワイルズの解決は無かっただろうな。。
長い間、世界中の数学者のあらゆる定理と証明の積み重ねが有って、最終的に解決したのはワイルズだったという感じです。
人間ドラマのような読み方をしてしまいました。
数学者ジョン・ナッシュの生涯を描いた映画「ビューティフルマインド」も観たりして。数学って「美」、なんですね。